まこと幼稚園ブログ
2016年09月
2016.09.23
運動会する?しない?
これは、運動会の練習を自由遊びの時間にやっているのです。
年中さんが年長さんのやっているリレーを真似して
走っているのです。この憧れが来年は、彼らのものになるのです。
まこと幼稚園では、「運動会する、しない?」こんな話し合いから、
運動会の準備を始めます。子どもたちに、そんな話し合いをさせます。
邪魔臭いということも、一人ぐらいはいつもいるのです。それを
ほかの子が説得して、みんなで一丸となって、運動会をするのです。
リレーはもちろん、組体操、そして、踊り。踊りは、テーマも、音楽も
衣装も子どもたちが決めます。子どもたちがやりたいと思うことを先生の前でしゃべりながら、
先生とともに形作っていくのです。先生も、子どもにとっては大きな環境です。
この枠組みなしには、子どもたちは自由に、のびのびとじぶんらしさを
発揮できません。主体性とは、自分自身だけでは生まれないのです。
あこがれがそれを産み、おとなたちが配慮し、子どもの自主性を大切にしながら
人としての約束を子どもたちに伝えてゆくときに生まれるのです。
運動会という子どもたちの一生懸命を支える枠組みこそが、子どもたちの
思いを引きだすのです。運動会での成長を見てくださいね。園長
2016.09.17
2歳児たんぽぽさん、絵の具で
幼稚園の良さの一つは、ご自宅では
できないことを子どもにさせて上げられることです。
これも、その一つ、ご家庭ではできませんよね。後が大変です。
しかし、大胆に色を塗ることで、身につき、心が育ち、たましいが描く喜びを知るのです。
もちろん、筆を使いこなす第一歩です。
おぼつかない手が、しっかりした手に、4年間でなるのです。
道具を使いこなせることは、人間の成長には欠かせません。
もちろん、2歳児では、使いこなせないので、絵の具まみれです。
そして、自分の身体にも塗り付けます。それも自慢。園長先生に
こんなになったよと見せてくれます。
腕に塗ってる子もいました。この手で手形をつけます。
これも感触遊び、感覚が目覚めます。身体全体で
学ぶのが幼児です。色彩感覚も身に着けていきます。
幼児の学びを大人の勝手な思い込みで、壊してはいけません。
数字を覚えたり、文字をかけたり、楽器が弾けたり、
そんなことは、この土台を作ってからです。今、あなたの子は
二歳で土台作りです。楽しみにしてください。園長
2016.09.17
敬老の日のお願い
年長さんが、おじいちゃんとおばあちゃんの
敬老の日のプレゼントに筆立てを作りました。おじいちゃんの顔を
描き、筆入れを作り、二十枚の紙を自分で数えて終えます。
(数の習得につながります。愛していることが学ぶ原動力です)
これらをワンセットにして贈り物。下の写真がそれです。
一斉で作ったのではありません。コーナーを作って、
子どもたちが自由にそこに来て作るのです。
主体性が大事、それこそがおじいちゃんやおばあちゃんへの愛です。
心が動き、体が動く、そして、それを受け取って、喜んでくれる祖父母の顔が
何よりも、子どもの魂を育てる。愛とは愛し愛されることで完成します。
金曜日に、自宅に持って帰りましたが、受け取るときには、おもっきりの笑顔を
おばあちゃん、おじいちゃんお願いします。 園長
2016.09.15
折り紙に励む
折り紙の本を見ながら、自分で折るものを決めます。
正座して、選んでいます。年長さんは、本当に幼稚園園児の模範です。
選んだら、折り始めました。しっかりと角を合わせて、丁寧に、
ry
みんな手先がしっかり使えます。三年の成長です。
自分が折ろうとするものを選び、それを手順通りやり、一つ一つの過程を
疎かにしない。これで身に着けるものは、自分の好みのありようを知っていること、
見通す力があること、そして、集中力を切らさないこと、そして、完成させることの
できる自分自身の力の発見。教育の狙いを持っている遊びは、子どもたちからそれぞれの
力を引き出します。今度の教育要領の改訂は非認知能力の獲得を掲げるそうですが、
幼稚園はずっと遊びを通して、その能力を養ってきたのです。この力こそが、子どもたちに
生きる力を与えるのです。たかが、遊びですが、この遊びこそが、人をはぐくみ、その子の将来を作るのです。
まこと幼稚園では、そんな遊びを子どもたちは楽しんでいます。 園長
2016.09.13
9月の子育て広場にて
今日は月に一度の子育て広場でした。
申し込みも強制も何もありません。
ただ、子育てのことを話したい、聞きたい、
そんなお母さんがふらりと集まって
園長先生と語り合います。
私がまこと幼稚園現役母だった頃は、
ほんの数人のお母さんが
主に園長先生のお話を聞いて
「いいこと聞いたな〜。しばらく子どもに優しくなれそうだわ〜(^^)」
なんて話していました。
今日の子育て広場には
たくさんのお母さんが集まりました。
少し前から、子育て広場は、園長先生が語る場というより、
子育て中のお母さんが自分のこと、子どものことを
話す場になっています。
今日、集まった皆さんのお話を聞き、
心が大きく動いているのを感じています。
私だけでなく、皆さんも同じなようです。
心は目に見えないです。
形が無いです。
けれども、どうしようもなく動いているのを感じるのは不思議なことですね。
見えないけれど、確かにあって、
その心が、
自分という形ある存在を
目に見える形で行動させる。
うまく言葉にはなりませんが、
今日、この心の動きを感じた皆さんは
これから何かが変わっていくのだろうなと思います。
どんな偉い人の本を読むよりも、
一人のお母さんのお話はには
とてつもなく価値がありますね。
特別である必要はなく、
ただただ、毎日を精一杯に生きている皆さん全てが素晴らしいですね。
とても深く、豊かな時間でした。
次の子育て広場も楽しみです。
興味のあるお母さん、気負わずふらりとお越しくださいね(^^)
投稿:N
2016.09.08
雨の日も
今朝は、登園の時間に大雨が降りましたね。
小さな子を連れての
大雨の中の登園、
皆さん大変だったことでしょう。
挫けそうになっちゃいますよね。
それでも、
雨は無しに出来ません。
子どもの頭上の雨雲を、一つ残らず取り去ってあげることは私たちには出来ません。
ただ、まことの子どもたちには
一緒に歩いてくれるお母さんがいます。
そして、同じ思いを共感出来るお母さん同士、
お互いを労わることが出来ます。
辛いこと、めんどうなことが無い人生などありません。
人生に雨が降った時、自分には一緒に歩いてくれる人がいること、
自分も誰かと一緒に歩けること、
きっと、みんなの中に刻まれていると思うのです。
子どもたちの中にも
お母さんたちの中にも。
どんな雨もいつか上がります。
雨が上がったら、
世界はいつもよりみずみずしく輝きます。
その輝きを、我が子とゆっくり歩みながら見られる幸せがあります。
投稿:N
【お知らせ】
●来年度の入園案内および願書、2歳児たんぽぽ組入室案内および願書を、9月1日(木)より発行しています。必要な方は事務所までお越しください。
●入園説明会は
・9月16日(金)2時〜3時30分
3日にあった説明会と内容は同じです。自転車で来られる方は、勝山中学校前駐車場にとめてください。駐車場は、駐車出来る台数が限られているため、とめられないこともありますのでご了承ください。
●たんぽぽ組入室説明会は、9月24日(土)MAKOTO KIDS終了後と9月14日(水)2時〜3時を予定しています。14日は礼拝堂で今年度のたんぽぽ組の写真を見ながらの説明会とお部屋見学会、24日はたんぽぽ組のお部屋での説明会と見学です。
2016.09.07
9月 講座のお知らせ
9月23日、30日講座
まこと幼稚園と向日町教会の
創立80周年記念事業である
子育て支援センター「マナ・ハウスmanna house」の
開設前記念 連続講座のお知らせです。
◎1歳児集まれ!「みんなで茶話会」
1歳児を持つ親子で楽しく交流しましょう!
・日時 9月23日(金) 10時〜11時半
・場所 まこと幼稚園もも組のお部屋
・定員 15名(事前申込み必要、締め切りは9月20日)
・参加無料
◎助産師による「ベビーマッサージ講座」
親子の触れ合いを楽しみましょう!
・講師 窪 京子 助産師
・日時 9月30日(金)
・場所 まこと幼稚園もも組のお部屋
・定員 15名(事前申込み必要、締め切りは9月20日)
・持ち物 バスタオル
・参加無料
どちらもお申し込み、お問い合わせは まこと幼稚園までどうぞ。まこと幼稚園に通われている方も、そうでない方も、向日市でも向日市外の方も、どなたでもご参加いただけます。
まこと幼稚園事務所 075-921-2229
お待ちしております(^^)
投稿:N
2016.09.07
歩く
まこと幼稚園と言えば
「徒歩通園」
ですね(^^)
朝はお家の方と手を繋いで登園し、
帰りは各コースに分かれて、先生と一緒に帰ります。
全員、園庭に並んだら、
先生が笛を吹くと、みんながこう宣言します。
「しっかり歩いて帰ります。
みなさん、お願いします。」
大きい組さんが、小さい組さんの手を繋いであげます。
雨の日と行事の時以外は毎日です。
毎日、毎日、
自分の足で歩きます。
大きい子は小さい子を気遣いながら、
小さい子は大きい子に憧れ、慕いながら、
先生と一緒にその時々の季節を感じながら。
この毎日の当たり前のことが
小学生になってからも、その先も、
必ずこのこども達の力になります。
投稿:N
2016.09.06
まこと幼稚園で一緒に歩む3年間
9月3日は第一回目の入園説明会でした。
多くの保護者が来て下さました。
神様から、自分たちに託された子どもたちを
愛しみながら、育んでいこうとしている方々と一緒に、この3年間を歩みたいとお伝えしました。
主任は、子どもの成長には、必要な三つのもの、
環境と言語、創造を語っていました。
幼児たちを育むのは、
彼らのうちにあるものを湧きあがらせ、
内にあるものを表現させてあげることです。
自分自身から人やものに働きかけてこそ、その子どもはいろいろなことを身に着けるのです。学ぶのです。
それは、「遊ぶ」からです。幼稚園の「遊び」は、いつも教育の狙いがあるのです。
習い事と違い、一つのものを身に着けることに主眼がありません。
大事なことは、子どもたちが心の底から面白いと思いながら、全体を動かしてゆくと
体と心、頭が育つように、
教育の狙いを先生は定めながら、準備し、
子どもたちを「遊び」に導きます。
年長さんになると、子どもたちは自分たちで話し合って、物語を作り、歌う歌を決め、衣装を作り、劇を保護者に見せられるようになるのです。
これがまこと幼稚園の教育です。
コミュニケーションの力が付きます。
みんなで作るからです。
論理的に語ることができるようになります。
自分の思いをみんなにわかってほしいからです。
自分の作りたいものがはっきりとわかっています。それを衣装にするからです。
そんなお子さんに成長してほしい人と、まこと幼稚園は、この3年間を歩みたいと思っているとお伝えしました。
いい保護者との出会いがあって、いい日でした。
園長
2016.09.06
非認知能力
最近、評判になっている
『幼児教育の経済学』という本、
作者は、ジェームズ・ヘックマンという人です。
ノーベル経済学賞を貰った人です。
この人が40年間、3つのグループを追跡して、得たデータをもとに書いたものがこれです。
幼稚園教育を受けた子どもたちは、「受けなかった子たちよりも学力調査の結果がよく、学歴が高く、収入が多く、持ち家率が高」いと彼はデーターからいうのです。
だから、アメリカ合衆国のある州では、スラムで暮らす子どもたちに、幼稚園教育を受けさせているそうです。やはり効果があったようです。
わたしが興味深かったのは、次の結果でした。
「遊び」を中心とした幼児教育を受けたグループと
教え込みを中心にした幼児教育を受けたグループでは、差異があったそうです。
「遊び」を中心にしたグループは、年収が高い職に就く割合が高かったといいます。それは、集中力、コミュニケーション力、見通す力という非認知能力が身についていたのだというのです。
「遊び」といっても、幼稚園での遊びはだらだらと遊んでいるのではありません。
先生方は、教育の狙いを持って、それをなしています。
例えば、スライムを作るという遊びも、細かい力の入れ方で、ものを扱えるようになること、
色彩の感覚が身につくように、ホウ酸の入れ具合や水や色の付き方など、
多彩なことが分かります。
その中で、量の概念が身につくのです。
保育者のかかわりで遊びは学びになるのです。
それも、子どもたちが心から喜びながら。
いいでしょう。
お母さん方も、笑顔で過ごすうちに、子どもたちが生きる力を身に着ければ。
まこと幼稚園はそんな教育をしていると思ってくださればうれしいです。
非認知教育の研究が東京大学の秋田教授の下で始められたといいますから、これから、幼児教育の大事さがはっきりしてゆくでしょう。うれしいことです。
投稿:園長