まこと幼稚園ブログ

2021.01.15

講演会“子どもの育ちと子どもの絵”

明日から始まるさくひんてんに合わせて、大谷大学で美術・幼児造形教育を教えておられる塩見先生の講演会がありました。

まこと幼稚園は、塩見先生と一緒にどもの気持ちや創造力を引き出す絵画指導をしてきました

講演会では、幼児画の魅力と子どもの育ちについて、実際にまこと幼稚園の園児の絵を紹介しながらお話してくださいました。 

絵を描いている時や物を作っている時に、うまくいかない=楽しくない、やりたくない、といった状況は3〜4歳ごろから出てきます。

そこでやめてしまうのではなく、面白く思えなくとも、諦めずに続けていると楽しくなってきた!いいものが出来た!

そういった絵画工作での体験が、後々に生きていく上で克服しなければならないことに直面した時に役立っていきます。

作ることを楽しむ気持ちや達成感が感じられる作品づくりを今後も大事にしていかなければ、とお話しされました。

 

<子どもの作品を見るときの視点>

うちの子の絵、他の子とだいぶ違うけど??

そういうこと気になること、ありますよね?

それは当たり前のことで、それぞれ個性や経験が違うのでみんな違う作品になります。

つまり、細かい絵や色分けした絵を好んで描く子と色をいっぱい使って重ねて塗る子はタイプが違うんですね。

子どものタイプ(種みたいなもの)は無理やり変えられないもの。性格や個性と同じようなものです。

さくひんてんは比較の場でなく、子どもにとって、お家の人に見てもらえる、嬉しいもの。

子どもの心に響く褒め言葉は「上手やな!」よりも

「これ好きやな❣️楽しそうな感じするわー!」「ワクワクするわ!」「強そうやな!」

「この絵、お母さんすごい好きやし、お家に持って帰ったら飾っとこなー😁」などなど

すごいな!いいな!と感じた気持ちをいっぱい伝えてあげてくださいね。

塩見先生がまこと幼稚園のさくひんを見て、優しさや思いやりのある、ていねいに描かれた絵が多いと言っておられました。

うれしいですね!

ページトップへ