まこと幼稚園ブログ
2020年01月
2020.01.28
講演会“子どもの育ちと子どもの絵”後編
〜さくひんてんより紹介〜
塩見先生が年齢的な特徴がよく出ている絵を、さくひんてんの中から選んで、参考に紹介してくださいました。年齢によって、こんなことができるようになるんだね!と見てください。
*2歳児たんぽぽ組
この年齢では、始まって[終わる]、[やめる]ができることが出来るようになってきます。
ガーッとかけるようになっている=集中が継続できるようになってきた、ということです。
絵の具を使うことがむずかしい年齢で細かいとこ、カーブを描くことなど筆のコントロールが育っていくところ。



*3歳年少組
物が書かれてくるようになります。頭足人(頭に直接手足がくっついている人)が登場し、お話が大好きな時分です。
車の中を描いている=レントゲン画法=あたかも透視したように中を描く絵が登場してきます。
お話や場面が描けるようになってきました!






*4歳児年中組
4歳では
・自由に描いていく創造が育ってきました。自分の思うように描く、考えたものを描くことができるようになります。
・マネして描く=見て描く(マネする)→見たものを平面に描き出す(観察画):例パイナップル
3歳では出来なかった“線”を見つけることができるようになり、構造を把握する=これ、どうなってんのかな?と考えるようになってきます。




*5歳年長組
集中力が発達して、細かい絵が大好きになってくる。
ものの位置関係をうまく表現するようになってくる。
今までたくさんの画材を触ってきたのがよくわかります。画材の使い方がとてもいいですね!




こうやって見ていくと、2、3、4、5歳で全然違うことがわかりますね!
先生が指導者に言っていることは
「“のびしろ”を作っておくことが大事」だそうです。
指示してやらさなくてもいい、本人が一生懸命描いていればそれでいい!
そして「好き」をいっぱい言ってあげること!これ一番大事なこと!
とても為になった塩見先生の講演会でした。
2020.01.26
さくひんてん…の後…
先日の作品展には、大好きなお家の方に見に来て頂き、たくさんの褒めの言葉をもらって、達成感や喜びに溢れた1日だったと思います!
ありがとうございました!
作品展を終え…すっかりいつもの日常に戻った幼稚園!ですが…
年長さんは、作品展の制作(うんどうかいのなかまたち…のまちづくり)をしている時に、
ある子どもが…「ねぇ、これが終わったらどうするの?」
先生「終わるって?」
子「だから、これを作って、作品展を観に来てもらっての後!!!!」
「遊べんの?!!!」
まさかの質問でした。
子どもたち。自分たちがつくった町で
遊びたい!!と言ったのです!
制作の時も遊びながら、作ってはいました…が。子どもたちはまだまだ遊びたい様子。
なので、ばら組の部屋は作品展が終わった後も、しばらくは"うんどうかいのなかまたちのまち"をそのままにしておきました!
作品展を終え、次の月曜日…
子どもたちは、部屋にまだ町が残ってるのに、大喜び!
子どもたちから「さぁ、遊ぼ!」とどんどん遊びだし、気がつけばお友達でいっぱいに!
あちこちでいろんなごっこが始まりました!
こどもたちがしたかったのはこれ!

いらっしゃいませ!
ケーキやさんでーす!
ケーキはいかがですか!?

まもなく電車が出発します。
ピーーー!出発進行!

ええー!わたしもやりたい!

ケーキ、はいどうぞーー!

人魚さんが海にいるわぁー

ねぇ、私たちの好きなダンスを踊りましょう!

ねぇねぇ、おさかなさん!

海の生き物さんも町に行くんですね!
出発します!ご注意ください!

ザッブーーーン!
気持ちいいね!

ここに新しい線路つけよう!
ここに作品を作る醍醐味があるな。と感じました!
こどもたちからは、
「先生!まだ線路繋げたい!」や「道路も変えていいの?」「山お引っ越しさせるわ!」「お城の中入れた!」「電車のタイヤとれたーー!笑」と遊ぶ遊ぶ!
だんだんと町も家も電車もボロボロに!
思う存分に遊べたみんな。
持って帰ってからも。遊んだかな?
飾ってもらったのかな?…
作品展は、作るだけ…ではなく、
遊んで作って遊ぶ…が大事だと改めて思いました!
2020.01.24
ぺったんぺったん、おもちつき!
1月24日、お父さんと本部のお母さんにお手伝いしてもらって、園庭でおもちつきをしました。集まってくれたお父さんは13人。代わる代わるみんなのお餅を臼と杵でついてくれました。
ぺったんぺったん、ついたお餅は14臼。
3.5キロ分のお餅を4臼、2.5キロを10臼です。全部で39キロのもち米(向日市産なんですよ〜!)を使いました!

お米は昨日のうちに洗って水につけて準備。年長さんは自分たちでとぎました。
年中さんは先生がとぐのを見ました!

グループ毎に、1〜2〜3〜!ってしながら、といでました!笑
とぎながら「ご飯のお米より白いな!」とか、「水冷たーーーー!」と言っていたり、「水がまだ牛乳みたいやー!」ととぎ汁を見て言っていました!
朝からもち米を蒸籠(せいろう)で蒸して…
もち米がふっくら蒸しあがりました。
「よいしょっ!」臼のところまで持っていきますよ!
「熱いよ〜気をつけて〜」
熱々のお米を臼の中に投入!
すごい湯気!
たんぽぽ組さん、興味津々。
杵でお米の粒をある程度潰してからつき始めますよ。
湯気がもくもく
よいしょー、よいしょー
かけ声とともにぺったんぺったん。
先生に代わる代わる抱っこしてもらって上から見せてもらったよ。
見えたかな?
マナハウスから、もも組さんも見に来ました。
先生に抱っこしてもらって見せてもらったね。
よいしょ〜、よいしょ〜
元気な声に誘われて、園長先生も見にきましたよ!
おもちつきが初めてのお父さんもいましたが、回を重ねる毎に杵をふるうのが上手になってきました!
年長さん、杵を持ってみたよ
「重い〜!」
お父さんたちは大きな杵を軽々振っていたので手に持った重さにびっくり!
お父さんがつくのに合わせて「よいしょ〜!」かけ声とともに、子どもたちも同じように振っていました。
年長さんの子どもたち、みんな1人10回ずつ、つきました。
子ども用の杵でもみんなも頑張りました!
いよいよ年少さんの番です
「お米や〜」
おもちつきやのにお米?
ちょっと不思議そう。
「よいしょ〜!」や「がんば〜れ!」の掛け声で年少さんたちも応援していました。
みんなが見守る中、お米がお餅になっていきました。
「はじめお米やったのにおもちになったな〜!」
お手伝いに来てくれたお父さん達。(お昼を回ってしまい、2人帰ってしまわれたので写真は11人)
いい汗かいてとってもいい笑顔のお父さん達でした。
ありがとうございました!
本部のお母さん達
お米を蒸すことから洗い物、熱々のお餅をクラスの人数に合わせて手早く丸めるなど、お手伝いしてくださいました!
抜群のチームワークでした☆ありがとうございました!
お母さんたちだけでもお餅をついたんですよ!とっても上手にできました!
この日、ついたお餅は丸もちにしてもらって、お家に持って帰りました。
お家でどんな風に食べたかな?
丸もち以外に、のし餅も3種類(海苔、みかん、えび)作りました。
後日、幼稚園で薄く切って焼いて食べるよ!楽しみだね!
のし餅を作っているとき、中に入れる具の香りが園庭に香って、みんな「いいにおい」と鼻をクンクン。特にみかんはお米と一緒にみかんを皮ごと蒸して、そのまま臼の中で潰してお餅にするので一段といい香り!
海苔は青のりたっぷり、エビは国産の桜海老と三温糖が入ったエビの香りがする、ほんのり甘いお餅なんですよ!
お楽しみに♡
2020.01.24
もう1人の子どもを考える会

お餅つきの日、楽しむ子ども達とお手伝いのお父さんお母さん達の活気を受けながら、サークルもう一人の子ども達を考える会で、教会バザー出品物と同時に保護者から頂いた服などの支援物資を、フィリピンにあるミンダナオ島の子ども達へ送る作業をしました。
大きな大きな段ボールには、たくさんの温かい気持ちも詰め込みました♪
横浜港から無事に届きますように…
昨年度は届いた後に、現地の子ども達とスタッフからこのような葉書を頂きました♡


ミンダナオ子ども図書館の支援方法
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/siennhouhou.htm
ミンダナオの子ども達は戦争や家庭崩壊で想像を絶する生活を強いられています。
しかし、現地スタッフの話では、そんな苦労を抱えながらも明るく、笑顔で生きる力に満ち溢れた子ども達が多いそうです。
私たちができることはほんの小さなことですが、ミンダナオ島や他の世界の子ども達に目と心を向けることで、1人でも多くの子の涙が減って笑顔に.....
そして明日の命に繋がっていければとの願いを込めて活動を続けています。
いつも活動にご理解ご協力ありがとうございます。
今後もよろしくお願いいたします。
【サークル もう一人の子ども達を考える会】
☆新メンバー随時募集中!
今年度は、ネパールやミンダナオ島への支援物資、バザーのお手伝いや、ベルマーク、ペットボトルキャップ回収などの活動をしました。
できる人が、できるときに、できることを!をモットーに、園内で楽しく活動中です。
活動に、ご興味を持たれた方は、礼拝堂横のポスターをご覧下さい。
2020.01.18
さくひんてん

今日は絵画と工作の【さくひんてん】がありました。午前中から、たくさんのおうちの人が幼稚園に足を運んでくださり、ありがとうございました。
【絵画の展示】
たんぽぽ組、年少組は1人1点の作品が展示されました。
年中組と年長組は1人2点の展示です。展示する絵画は先生と一緒に子どもたちが選んだものもあります。どの作品からも子どもたちみんなが、のびのびと絵を描くことを楽しんでいることが伝わってきました。

2歳児
たんぽぽ組
自分でかいた線、色がおもしろい!
手を動かしてできた楽しい発見が画面いっぱいに広がってるね!

3歳児
ちゅうりっぷ組
この年代が描く人は頭に直接足や手が生えた“頭足人”になります。3歳児ごろしか見られない絵。貴重だなぁ!

4歳児
年中組
物語の絵や見たものを描く(パイナップル)
形を捉えたり、描くことがおもしろくなってきてるね!

5歳児
年長組
コンテパステル、墨など色んな画材を使ってきた年長さんは絵を描くのがとても好き!
「描くのがおもしろい!」気持ちが伝わってきたよ!
【工作の展示】
さくひんてんの工作で全学年が共通のテーマで取り組んだのが「うつしてみよう」です。
*たんぽぽ組
たんぽぽ組の「うつす」はスタンプあそびでした。
洗濯バサミとダンボールの作品。
作っては、あそんで、と楽しみました。
かんむりにしたり、足にはめたり☆
「できた!できた!」と先生と一緒に喜んだ途端、洗濯バサミを外してバラバラにしちゃったり😂

スタンプあそび大好き!指先の加減をいっぱい練習したね!
スタンプをつまんで、インクを付けて上手にぺったん。力加減が大事!

洗濯バサミがこんなにも遊び道具として使いこなされているとは!
ダンボール箱を使っての遊び、とってもたのしいそう!

作ったら試着!足に履いたり、腕に付けたり☆

いーっぱい洗濯バサミを付けた子もいれば、そうでない子も、色使いにもこだわりが!
みんな個性があっておもしろいね!
*年少組
年少組の「うつす」は版画でした。

形を選んで、バランスを見て、といろいろ工夫をしているよ!

版画作品、いっぱいパーツを重ねている子も、顔のようにした子も…

「つみきの作品」どんな風にしようかな、と手を動かしているうちに“うさぎ”や“ケーキ”、“お家”などの形が見えてくるんだろうね!

ずらり並んだ作品
みんなそれぞれタイトルがあって自分の世界ができているね!
*年中組
年中組の「うつす」はたたき染で葉っぱやお花の色を布に移しました。

マナハウスができてから季節を感じる遊びが多く取り入れられるようになりました(^^)

完全に乾燥した葉っぱは色が出ないこと、しかし変色しても色が出るものもあることに気づいて探す子どもの姿もありました。
それを試す面白さを感じている子どももいました。

部屋の展示はみんなが大好きな「ホネホネさん」の絵本のようにモノクロで色を抑えた世界観を再現してみました。

道で繋がってます。ホネホネさんの地図みたいでしょ?

大きな地図は土の中のアパート。みんなで描いたよ!
壇上の動物は“もぐら”さん
下のは“にょろこ”さん

“ブタヤマさんと仲間たち”
ブタさん、リスさん、ネズミさん、クマさん
どんなお家がいいかな?考えて描いたよ!

どんな形の池にする?
みんなで考えて作ったよ

池の中には、チョウチンアンコウさんとサカナさん。
ヒゲが長いのはナマズさん
*年長組
年長組の「うつす」は素敵な切り絵でした。

いろんな形と色合い。とってもキレイだね!
さすが年長さん、すごい集中力!

墨と淡い色合いで作られた絵灯籠。
自分の作品が中に灯りをつけたらどんな風になるのか当日のお楽しみでした。

窓を覆った部屋はほのかな灯りで照らされた絵灯籠が幻想的。
その中の白色灯に自分の作品を被せて“お試し”できるコーナーを設置。みんな試すのをすごく楽しみにして来てました!
「うんどうかいのだんすのなかまたち」
人形作りは昨年11月末ごろから始まり、その間に絵を描いたり、他の工作をしたりしながら、出来上がりました。人形1つ1つ、子どもたち自身がポーズをつけて作りました。決めのポーズや体の動き、うまく表現できてるでしょう?
部屋全体の飾り付け、海があってお城があって街があって、山があって…みんなでアイデアを出して再現していったものです。海の中にちゃんと魚もいるんですよ!素敵なお城の形も子どもが考えたものなんです!

運動会で踊った自分を作りました。
芯になる針金人形にポーズをつけて、そこに紙粘土で肉付けしていきました。

みんなで作ったお城。とても大きくって豪華!町とお城の間には海があります。水の中には魚の姿も!

町には電車が走って、ケーキ屋さんもあります。
空にはまほうつかいが飛んでいますよ!

みんなで力を合わせてアイデアを出し合いました。
まことの子どもたちは絵や製作が大好き。
入園してから、たくさんの素材や技法を遊びながら体験してきたからこそ、表現することの楽しさを知っているのですね!
作る楽しさ、できた喜び、その気持ちがまっすぐと伝わってくる、とても素晴らしい作品展でした!
2020.01.17
あしたは作品展・絵が好きになることば

あしたは「作品展」です。
そこで、作品展に合わせて、大谷大学で造形を教えておられる塩見先生の講演会がありました。子どもの作品を見るにあたって、とてもいいことを教えてもらいました。
講演会の詳しい内容は後日に。
先に作品を見たとき、子どもに是非とも言っていただきたいことをお知らせ☆
子どもたちは普段の生活の中で色遊び、感触遊びなどをいっぱい楽しんできました。絵の具を使ったお絵かき、砂場遊び、ねんど遊びを通じていろんな刺激をあじわい、子どもそれぞれの中に蓄積してきた集大成がこの作品展に繋がっています。
おうちの人が自分の絵を見にきてくれる作品展は子どもたちにとって、とても嬉しいことです。おうちの人もお子さんの作品を楽しみにしていると思います。
作品を見るときについ「じょうず、ヘタ」と作品の出来の評価をしていまいがち。
子どもに向かって「ヘタやなぁ!」などと言うことはあまりないかとは思いますが…
じょうずと言うのはいいのでは?と思ってしまいますね?
子どもにとって「じょうず、うまい」は心に伝わりにくい言葉だそうです。それよりも最適な言葉は以下に…。
子どもの作品の出来を評価するのではなく、
「この色、お母さん好きやなぁ!」
「この形(色)のこの辺が好きやなぁ!」など、
「すき」をいっぱい言うのがいいのだそうです!
そして作品をおうちに持って帰った時は、おうちでも飾って愛でてあげてください。
子どもが絵を大好きになる言葉は「きれいやな!」「好きやな!」だそうです。
作品展の前にいいことが知れました!
作品展では作品の近くに先生がいます。
子どもたちが楽しみながら作ったバックグラウンドをぜひ、会場にいる担任の先生に聞いてみてください。いろんなドラマが聞けると思いますよ!
作品展を、おうちの人みんなで楽しんでくださいね!
- 1 / 1