まこと幼稚園ブログ

2018年01月

2018.01.22

粘土が引き出す子どもの成長

1月20日、作品展がありました。(z)


「すごいね!」「頑張ったね!」と、おうちの方に、自分の作品をみてもらい、とても嬉しそうな子供たちの笑顔でいっぱいでした。

今年のテーマは、『粘土でつくろう』でした。粘土を通して、年齢ごとの、子どもの発達が、よくわかる、素敵な作品が、並びました。

 





たんぽぽぐみさん(二歳児)は、粘土で遊ぶことが大好き!粘土を握ったり、ちぎったり、指でついたり、さしたり…。遊びの中から、かわいい作品ができました。

 



小さな手のひらで、コロコロ丸めることが楽しい、ちゅうりっぷ組さん(三歳児)。同じものを沢山丸めて作ったり、色を混ぜるために、指先を使って、伸ばしてこねたりが、出来るようになりました。

 



粘土を使って、大好きな猫を作った年中組さん(四歳児)。しっかりと指先を使ってボトルに粘土を付けていき、それぞれ自分の思う猫を作りました。



色々な表情のかわいいねこたは、大きな船に乗り、大海原へと出発!『11ぴきのねこ』の世界が広がっていきました。

 



年長さん(五歳児)は、テーマに合わせ、自分のイメージを形にし、みんなで一つの作品を作り上げました。人形の、細かい動きを表現したり、必要な道具を作ったり。みんなで話し合い作りました。人形達から、元気に遊ぶ声が聞こえてくるようでした。

それぞれ、子ども達が、一生懸命作った素晴らしい作品ばかり!来られた方も、皆さん笑顔で、作品に心動かされ、楽しんでおられました。

2018.01.22

作品展と自己肯定感

作品展の見方を知っていただくために、18日(木)には、教諭たちの指導をお願いしている大阪成蹊短期大学の塩見知利教授に講演をお願いしています。塩見先生は、展示されている絵を示しながら、その年齢の特徴を語り、内から出てくるものを表出したり、表現したりしている子どもたちの想いへとわたしたちを促してくださるのです。大事なことは、見えるものから見えない内なる成長を感じる目を示してくれます。そのこどもの心の成長を受け止め、さらなる段階に導くために、褒める言葉は、「上手だね」では、なくて、「あなたの書いたこれ大好き」です。他者からの評価でなって、心が震えたということを伝えることです。。



僕の言葉に直すと、第三者的な評価でなくて、共感の言葉です。この好きという言葉で、こどもたちは自分の中にあるものが人の心とつなげるのだと自信を持つのです。これが自己肯定感へと育ていきます。自己肯定感はおだてではできないのです。子どもの中にあるものが、他者の心を動かすときに、できるのです。運動会ですごかったねと、褒められた時の笑顔がそれです。そして、この自己肯定感は、その子の財産になります。これからの生きる力の基礎になります。まこと幼稚園は子どもの自己肯定感をあなたと共に育てたいのです。作品展もその一つの手段です。園長 宮地健一

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