まこと幼稚園ブログ
2017.01.23
1月21日の作品展を終えて
子どもたちが作った「さくひんてん」の看板で、
保護者を迎えながら、作品展は始まりました。
Nさんが作品の詳細をブログにアップしてるから、作品は
そこで見てください。どれも、子どもの内から湧いてくるものが
作品や絵になっています。その子らしい「いのち」の形ですね。
まこと幼稚園は、コンクールで賞をもらうことを目標に
作品を作りません。また、作品展も上手なものを展示するのでは
ありません。その子のうちから湧いてくるものを、その子が意図した形で表現できたものを、作品展に展示するのです。もちろん、その製作の過程は
ほったらかしではなく、上から指示させて、やらすのでもありません。
その子の意図をしっかり把握して、その過程でその子が大人の手を借りたいと願うことを手伝うのが先生の役目です。子どもたちの成長を形に表し、成長がさらに進むようという狙いをもって「いのち」の表現を、園児たちがしてゆくのに教諭たちは寄り添うのです。
だから、褒める言葉は、「あなたの絵、あなたの作品、ママ大好きです」。
その作品が上手なことをほめるのでなく、あなたが好きなのです。
あなたのここにいることが好きなのです。上手なものを作ったり、描いたり
するあなたが良いのではなく、あなたの心で思ったことを一生懸命作った
あなたが好きなのです。
そこから自己肯定感が育ちます。子どもたちは私自身に自信が持てます。
2020年大学入試改革があります。
その時に問われるのは、やる気、根気、そして、何よりも、
コミュニケーション能力です。その3つを支えるのが、この自信です。
内から湧いてくるものに自信を持つとき、やる気や根気、人とつながろう
とする力はでてきます。幼稚園しか培うことのできないことはないですが、
初めての社会と出会っている園児の時にするのがいいのです。
あなたのお子さんは豊かに育っています。安心してください。
園長 宮地健一