まこと幼稚園ブログ

2016.08.24

マナハウスを建築していたら、歴史と出会った。その2

マナハウスを建てる土地に

朝堂院の西側築地、すなわち城壁があったそうです。

その講堂を知ることが、今回の埋蔵物調査のメインだそうです。

調査現場1
この穴がその現場。

深さ、1M50センチ位でしょうか。

この穴の底にあるのは12万年前の地層です。

この穴の東側面に築地の構造がよく表れているそうです。

昔の国会議事堂である朝堂院を守るために作った城壁です。

水分の含みをこの硬い基盤を土台に、家を建てたのです。

穴の側面にあるのが築地(城壁の構造が見える側面)。

いろいろな土が積み上げられたのがよくわかります。

これは、強度を守るための技法だそうです。

遺跡の調査

この方が調査員です。

ひげとめがねですが、園長先生ではありません。

中塚良さんという長岡京発掘の専門家です。

30年以上関わっておられます。

このように、築地の構造がわかるのは珍しいそうです。

この石が目印

中塚さんがこの石を指して、

この石は工事の目印になったものだとさし占めてくださいました。

この築地(城壁)は厚さは2メートルあり、

それが当時の長安(現在の西安)のものと同じなのだそうです。

8世紀の島国の日本が

中国の技術に負けないものということなのでしょう。

8世紀の貴重な遺跡に支えられて、

マナハウスが立つことになるというのも、

心強い気がします。



園長

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