まこと幼稚園ブログ
2016.10.03
ネパールの子どもたちを想って
ネパールはヒマラヤの山々で有名ですが、最貧国のひとつです。
特に、山村の子どもたちは一年中、同じ服で生活しています。
わたしが二週間暮らした山村で仲良くなった男の子は、その間中、
「中山」と書いてあった体操服を着ていました。
それは、日本のヴォランティアが持って来てくれた体操服だと
山村の先生が言っていました。
そんな山村はネパールの至る所にあるそうです。そこに、
服やぬいぐるみを自らの手で届けているNPO団体の代表を
知って、園のお母さんたちのグループMKK(もう一人の子どもを考える会)
は、園で集めて、この団体に持っていてもらおうと、本日から
集め始めました。本日の10月3日は初日。
4
かわいいぬいぐるみが、こんなに集まりました。あるご家族は、家族会議を開いて、
ネパールのお友たちにプレゼントするぬいぐるみを選んだそうです。あるお子さんは
受付に差し出しながら、別れがたくしていたので、MKKのメンバーが「いいの?」
と訊くと、「お友達にあげるの」と言ってくれたそうです。年少さんです。
こんなお心が詰まった贈り物は、わたしたちの心を温かくします。
子どもたちが大人になるころには、こんなに相手を思いやる社会ができていれば
うれしいですね。こんな保護者たちとともに、子育てできているのはうれしい限りです。そして、人のやさしさを引き出すために、労してくださる方がいるのは、とても
うれしい。人は優しくありたいのです。そのような場所を作ってくだされば、そこに
参加してくださる方がいるのです。その方々と共に、優しい社会をつくってゆきましょう。そうすれば、あなたのお子様が社会に出たとき、生きやすいですよ。その意味では、MKKの存在は感謝です。そして、それに応えてくださる保護者がいるまこと幼稚園は、僕には誇りです。いい時でした。 園長