まこと幼稚園ブログ
2024.08.27
年長組さん 造形保育(ねんどあそび)
まこと幼稚園の先生達にいつも造形指導をしてくださっている平安女学院大学子ども教育学部教授幼児教育センター長の塩見先生に、年長児対象に造形あそびをしていただきました。
「造形保育ってなんやろう?」と思いつつホールにやってきた子どもたち。
ホールではニコニコした塩見先生が待っていてくれました。
「今日はみんなでねんどを使って遊びたいと思います♪」そんな説明から始まり、先生が糸を使ってねんどを薄くスライスして見せると「すごい!」と、みんな大喜び!
10キロの陶芸用ねんどの塊から糸を使って切り出すとこから始まりました
「なるべく薄く切ってね」
大きな塊の向こう側に糸をかけて引くと、スッとスライスできました!
糸の位置を確認しあってスライスするよ!みんなで土台を支え、力を合わせて頑張ってます
切ったねんどを並べて道を作りました
道の上を歩いてみよう!
ブルーシートの上は切れ目なくねんどの道がつながって脇道もできて大きな町みたい!
初めは塊だったのが薄い面に変わって繋がって道になってその上を歩けたことにみんな大喜び!ねんどの上にのってみると、しっとりした土の感触、足の裏の形や指の形が粘土表面につけられてなんだか楽しくなってきました!
さて、それで終わりではありません。
道にねんどで何か作ってのせてみよう!となりました。
先生が犬を作って見せてくれました
ダックスフントです
「かわいい~❤」
「さあ、みんなも作ってみよう!トンネルでも橋でもいいし、お家でもいいよ!恐竜もいいな!」
みんな目の前の道のねんどの端を使って思い思いのものを作り始めました
みんなとっても一生懸命
道の上にはたくさんのお花や虹、動物やお家、いろんなものが立ちならんでとっても賑やかなってきました!
ばら組のばらがある!
薄い花びらがいっぱい重なっててすごい出来栄え!
橋ができた!
「シロナガスクジラ作ったよ!」
そう言って実際に尾鰭を動かして道の上の空を泳がせていました
あそび終わった後はねんどを丸めて元の塊にまとめて乾燥しないように袋をかけておしまい!
みんな、お片付けの最後まで楽しんでいました。
お部屋で楽しむねんど遊びは粘土板の上で型抜きをしたり、粘土板の上に張り付けたりして平面に作りがち。
今回のあそびはねんどを塊から平面に、それで道を作って、その上を歩いて体験し(形の変化を体験して手元だけ見るところから広がった視点や空間に導く)、立体的なものをつくって道に立たせる(立体をとらえる感覚を培う)そんな狙いが込められたあそびでした。